椿ノ華



―・・・


屋敷に戻り、着替えさせられた。

髪も綺麗にセットして、大広間で待つ葵の元に行く。


「……」

「行くぞ」

「…何処にですか」

「来ればわかる」


言われるまま車に乗せられ、
流れていく景色を眺めていた。

そのうち、見覚えのある道だという事に気づいて。


「…お兄様…?!」



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