私、あなたの先生なのに
彼の唇が、私の唇にそっと触れる。


___え?うそ?


放心状態になった私に、彼は唇を再び押しつけ、上手に吸いつきながら舌を入れてきた。


___ダメ、こんなこと


そう思ったのは最初だけ。

予想外のトロけるような快感と、イケナイ事をしている興奮が、指の先まで痺れさせる。

静かな教室に響く淫らなキスの音と、かすかに漏れるお互いの吐息が、頭の中を真っ白にする。

気がつけば、すっかり力の入らなくなったカラダを彼に任せ、自分から夢中で舌を絡め合わせている......



ねぇ、北野くん.....これ以上、私をどうするつもり?

ここは彼と初めてキスをした教室なのに。

私、あなたの先生なのに......










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