happy birthday~君との約束~㊦
「俺の気持ちなんてお前にはわかんねーよ…」
はいはい、その言葉は携帯小説の中でだけにしてください。
「分からないわよ、あんたの気持ちはあんただけのものでしょ?なんで私があんたの気持ちまで知らなきゃいけないのよ」
あんたの気持ちはあんたのもので
私の気持ちは私だけのものなんだから。
「当たって砕ければいいのよ。後悔しても遅いんだから」
ポンっと私は翔太の背中を押す。
「けど…」
言葉をつづけようとする翔太の声遮る。