happy birthday~君との約束~㊦
ひと時の愛をあなたに
「拓也…落ち着いた?」
「ああ、落ち着いた」
私から勢いよくパッと離れると私に背を見せる。
「拓也?」
「悪い…急に抱きついたりして」
「ううん、大丈夫だよ」
そう言っても拓也ずっと背を向けたままで。
「拓也何でそっちばかり…え?」
嘘…拓也の顔が真っ赤だ!!
「み、見るなよ!」
パッとまた背を向ける拓也を私はそうはさせなかった。