happy birthday~君との約束~㊦
平然を装いたいんだろうけど全然できてないよ?
だって、拓也耳まで真っ赤だもんね。
「拓也、耳まで真っ赤だよ?」
「うるさい、ちょっと風に当たってくから」
拓也は最後まで平然を装ってたけど、出口で躓いた…。
それに対して私は必死に口を抑えて笑いをこらえていたんだけど
もう無理です。
「あはははっ」
「お前、後で覚えておけよ!」
その言葉を残して拓也は病室から出て行った。