happy birthday~君との約束~㊦



溢れてきた苦しさはみっともなく止まらない。


次々に悔しさが溢れてくる。


「俺…諦めたくねーよ…」


「うん、分かってるよ」


由紀はただ背中をさすって頷いているだけだった。


けど、それが俺には楽だった。


「拓也が頑張ってたの分かってるよ。拓也はまたバスケができるから」


自分が病気なのに他人なんて心配すんなよ。


なんで、そう…俺の欲しい言葉を言うんだ…。



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