happy birthday~君との約束~㊦


何がバスケがしたいだ…。


何が諦めたくないだ…。


俺にはもう…何も残ってなんかいなかった。


「拓也…?」


ハッとなって顔を上げるとそこにはまたあいつが居た。


「泣いてるの…?」


何でだよ…何でお前はいつも俺が弱ってるときに居るんだよ。


「うるさい…どっかいけよ」


突き放すことしか俺にはできない。



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