happy birthday~君との約束~㊦


「……」


由紀は何も言わなくなった。


そりゃそうだよな、急にこんなこと言われても――……。


「でも…拓也が生きているだけで私はすごく嬉しい」


由紀を見ると悲しそうにほほ笑んでた。


「生きている意味無いとか…悲しいこと言わないでよ」


「は…同情かよ?」


「そうだよ」


「うざいなお前…」


「そうだよ」



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