happy birthday~君との約束~㊦


「…良いよ。それで拓也が楽になるなら。いくら傷付けてもいいよ」


「は?お前…冗談にもほどがあるだろ」


「冗談なんかじゃないよ?本気」


そういう由紀の目は本気だった。


だけど、次に由紀が言った言葉は俺には想定していなかったもの。


「私…今日だけ拓也を愛していたい」


「何言って…」


「そのままの意味だよ。私のこと傷付けてもいいよ」


何言ってんだよ…?



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