happy birthday~君との約束~㊦


「拓也…愛してるよ」


それは、俺にっとっても由紀にとっても最低な言葉だ。


「拓也…私の事を愛してください」


その言葉がどれほど罪深い言葉か由紀は分かってる。


だから今、苦しそうな顔をしてるんだ。


申し訳なさそうな顔をしてる。


この愛が偽りのもだってことも俺も由紀も分かってる。


だけど、俺にはそれに甘えることができなかった。


「ごめん…。愛してる」



< 225 / 350 >

この作品をシェア

pagetop