happy birthday~君との約束~㊦
先ほどよりも私をぎゅっと抱きしめる翔太の力が強まる。
「翔太?」
翔太をみるとまるで拓也を敵視するみたいな目つきで拓也を睨んでいた。
「はいはい。ならちゃんと捕まえとけよ」
ケタケタと笑いながら拓也が誤魔化していたけど…急にどうしたんだろう?
「言われなくても分かってるし」
「なら良いんだけど」
バチバチと二人の視線の間に火花が散っていた。
「二人とも見苦しいわよ!」