happy birthday~君との約束~㊦
真紀が誤魔化す様にして二人は病室から出て行った。
ぽつんっと一人病室に残された。
「何だか…楽しそうだな…」
二人は何かを隠していたけど、毎日が楽しいという雰囲気だった。
それが私にとって羨ましくて仕方なかった。
私ももしも病気じゃなかったらあんなに楽しい毎日を送っていたのかもしれないとひそかに思ってた。
トランプしていても私も二人と外に行けたら良いのにって思っていた。
何だか私……。