happy birthday~君との約束~㊦
「ありがとう、お母さん」
お母さんは何も言わずにただ私の頭を撫でてくれた。
それがとても心地が良かった。
「ほら、お母さんご飯の準備しよう!」
「そうね、今日はハンバーグにしようと思ってたところなのよ」
「わーい!ハンバーグたくさん食べちゃうもんね!」
お母さんと一緒に台所に立つのはいつの以来だろうか?
そう思ったのは理由もないことだったけど、それでもお母さんとのこの時間が長く続けばいいと思った。