happy birthday~君との約束~㊦


「ありがとう、お母さん」


お母さんは何も言わずにただ私の頭を撫でてくれた。


それがとても心地が良かった。


「ほら、お母さんご飯の準備しよう!」


「そうね、今日はハンバーグにしようと思ってたところなのよ」


「わーい!ハンバーグたくさん食べちゃうもんね!」


お母さんと一緒に台所に立つのはいつの以来だろうか?


そう思ったのは理由もないことだったけど、それでもお母さんとのこの時間が長く続けばいいと思った。



< 51 / 350 >

この作品をシェア

pagetop