happy birthday~君との約束~㊦


翔太は何も変わっていなかった、それだけでも私は嬉しかった。


「ほら、学校行くんだろ?」


スッと差し出された翔太の手。


でも………。


「由紀?」


翔太のその手を私は握り返す勇気が無かった。


翔太の手を握ることを許されるのだろうか?



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