龍蝶



「・・・・・・・・・・・・・・・・・うっせ」




長い沈黙のあとやっと口を開いたと思ったらたった一言それだけ言ってまた眠りについた咲羽



・・・低血圧真っ只中。





キーンコーンカーンコーン


「おら席付けー」



チャイムと同時に入ってきた嵐士と誓


ガタガタ音を立てて自分の席についていく生徒たち



私も席に着いた





「っとなー・・・・・・・・なんだっけか誓、さっき職員室で話してたやつ」




おいおい、嵐士くん


しっかりしよーぜ




「言ったこっちゃねー・・・文化祭の話だろ?ったく、どいつもこいつも寝てっから・・・」




嵐士のとなりでブツブツ言ってる誓


今、どいつもこいつも寝てるとかなんとか言ってなかった?


嵐士お前寝てるのか!職員会議ねてんのか!?


どいつもこいつもってことは嵐士の他にも寝てる奴いるのか!?


・・・・・・・・・




ま、まさか・・・


理事長、じゃないよね・・・・?


陸じゃないよね!??





「おー!!そーだ、ヤロー共とうとうやってきたぜ文化祭の季節が!」




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