龍蝶
いつものように、屋上で過ごしてた時。
普段は絶対開かないはずの屋上の扉が開いた。
「・・・・」
扉の方を見ると暗めの茶色いショートの女が立っていた。
だれだ・・・?
初めて見る顔だ。こんな子、いたか?
スリッパの色を見る限り、2年みたいだけど・・・
2年の女に、こんな子いたか・・・?
多分、皆目が黒くて、ケバい女子だった気がする・・・・
「お前、何しに来た」
さっきまで眠そうにしてたやつの声とは思えねぇくれぇ、透き通った声の咲羽。
流石、総長ってとこか
ゆっくり顔を咲羽に向ける彼女は咲羽の顔を見て一瞬顔がこわばった。
本当に一瞬。
けどまた、笑顔に戻る