私と彼女の関係
日が完全に落ちた。
辺りは一気に闇に飲まれた。
美幸の横顔も、
もう解らなかった。
このまま先延ばしにしても、
私達の運命は決まっている。
二人とも感じ取っているから、
今、重い沈黙が続いている。
「美幸…
なんで、言ってくれんかったん??」
曖昧な表現。
でも美幸は、確実に捕えていた。
言葉の意味を。
美幸が言えなかった事実。
美幸は盗撮があったこと知ってたのだ。
そもそも、
盗撮なんかじゃない。
二人の愛の証だったのだ。
初めて美幸に、盗撮があったこと
話した時、美幸は驚いていた。
でも、
驚いていたのは、
秘密が、バラ撒かれた事。
「私、真二に問い詰められてたょね?…」
私が、真二に盗撮の事実を
聞いた時、
どこからの情報か、探ってきた。
私は拓也を庇い、追い詰められていた。
"証拠"
美幸は持っていた。
盗撮とは別の愛の証を。
「美幸が言ってくれてたら、
ぅちぁんな惨めな思ぃ…
しゃんで良かったんじゃなぃ…?」
悪くも無いのに頭を下げた。
私のプライドの高さは、
美幸だって知ってる。
それでも私は、無い事実を被った。
優しく、
優しく、
問い詰める…。
じれったい。
美幸を傷つけたくない思いが、
より一層美幸を苦しめている。
一気に形を付けたかった…。
辺りは一気に闇に飲まれた。
美幸の横顔も、
もう解らなかった。
このまま先延ばしにしても、
私達の運命は決まっている。
二人とも感じ取っているから、
今、重い沈黙が続いている。
「美幸…
なんで、言ってくれんかったん??」
曖昧な表現。
でも美幸は、確実に捕えていた。
言葉の意味を。
美幸が言えなかった事実。
美幸は盗撮があったこと知ってたのだ。
そもそも、
盗撮なんかじゃない。
二人の愛の証だったのだ。
初めて美幸に、盗撮があったこと
話した時、美幸は驚いていた。
でも、
驚いていたのは、
秘密が、バラ撒かれた事。
「私、真二に問い詰められてたょね?…」
私が、真二に盗撮の事実を
聞いた時、
どこからの情報か、探ってきた。
私は拓也を庇い、追い詰められていた。
"証拠"
美幸は持っていた。
盗撮とは別の愛の証を。
「美幸が言ってくれてたら、
ぅちぁんな惨めな思ぃ…
しゃんで良かったんじゃなぃ…?」
悪くも無いのに頭を下げた。
私のプライドの高さは、
美幸だって知ってる。
それでも私は、無い事実を被った。
優しく、
優しく、
問い詰める…。
じれったい。
美幸を傷つけたくない思いが、
より一層美幸を苦しめている。
一気に形を付けたかった…。