私と彼女の関係
全ては彼女の計算だったのだ。
それにも、気付かず、
私は美幸との友情に満足していた。
馬鹿みたいだ。

思い返すと、
ずっと私の友情は片想いだった。
美幸との思い出が
今になって、
"裏"しか見えてこない。

もう戻れない。
私は、美幸に幻滅した。
信じていた彼女への
時間を返して欲しい。

「友達でぃたぃ…」

虫が良すぎる。
私は彼女を恨むしか無かった。
でも、
本当は、彼女を恨み切れなかった。
今回の事は、
本当に辛い。
裏切られた事実は消えない。
それでも、彼女と過ごした日々が
全て嘘だったなんて、
信じたくない。
でも、今の私には、
彼女を受け入れられない。

今は美幸の事は
考えたくない。

…絶縁。

私が出した答えだった。
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