私と彼女の関係
今の人は違う。
大人の男だ。
男に対し冷めていた私を
彼はちゃんと受け止めてくれた。

広サ(広政サン)は生計を立ててて、
自分の家に住んでいる。
私は半同棲で、
仕事帰りには広サの家に寄る。
金土は泊りつきだ。

今までは、一緒にいてあげる。
仕方ないから、
付き合ってた。
抱かれてる時も、
私が、癒してあげていた。
男が甘えてくる。
それが普通だと思ってた。

広サと出会って、
私の男への価値観が
変わっていくのを、
実感していた。

恋って。
いいなぁ…。

料理本開いて、
新しい下着
ちょっと花っぽい香水
部屋を片付けてみた

広サにとって
いい女でありたい。
美しくありたい。
綺麗になることの努力が
こんなにも、
楽しいだなんて。
< 54 / 85 >

この作品をシェア

pagetop