キミが教えてくれた
「送っていくよ」
朔があたしに行ってきた
でもあたしには朝のトラウマがある

「いや…でも」

あたしは戸惑ったまたあんなことされないかな…不安だった

送ってくれるのは嬉しいけど


「朝のこと…気にしてる?」

朔はうつむいて言った
当たり前だろっと言いたかったけど朔は悲しそうな顔をしていたから口にはださなかった


「あーもうわかった!送って?」
あたしは吹っ切れたかのように朔に言った

「ホント?」

朔の顔がにやっとした

い、いやな予感…
< 10 / 280 >

この作品をシェア

pagetop