キミが教えてくれた
「なに食べたい?」

「花火は何時からだっけ?」
なんて話しながらあたし達は屋台を回る

あ…

あたしは足を止める

「どうした?」
朔は首を傾げて不思議そうに聞く


「これ…」
あたしはそれを指差した
綺麗なガラス細工だった
小さなキーホルダー状のペアのものがあった

「この天使のやつ可愛い」あたしは目を光らせ言った


「これください」
って照れくさそうに朔が言った

「おそろ〜」
って言ってにかって笑う
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