キミが教えてくれた
「人が居ないところ…ねぇ」

と、朔は少し考え
あたしの手を引っ張る

「こっち」
って言って子供みたいに笑う


そしてついたのは
神社の裏山のてっぺん

少し木でみえないけど
キレイに花火がみえる


「ここ、俺がガキん時に発見した秘密基地」
なんて言って朔はガキみたいに笑う


「朔はまだまだガキだよぉ」
笑ってあたしは言う

すると朔は真剣な顔をする
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