キミが教えてくれた
家に到着した頃はもう雪は降ってなかった


家には滅多に帰ってこない…らしいお姉さんがいた

「おぉ、朔良が彼女連れ込んでる」
と言ってあたしの目をのぞき込んだ


「何、仕事は?」
朔は呆れた感じで言う

お姉さんはみた感じ夜の人って感じがした

顔と雰囲気は朔にあまりにてない感じだけど、顔立ちは整って綺麗だった

すこし、甘い香りがする

朔とは少し違う匂い

「今からよお〜…あ、彼女ちゃん名前は?」

お姉さんはニコニコしてあたしに問う

「笹塚…京香です」
あたしは少しおどおどした

「京香ちゃんねっ覚えとくわ、あたしは由加里宜しくね」
そういってあたしに手を振りその場から去った
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