キミが教えてくれた
学校につくと
那柚と由衣と
卒業したはずなのに制服姿の先輩がいた

「んなんでお前そんな格好なんだよ」
あきれたように朔は先輩に問いかける

「んーいやあなんとなくな」
頭をぽりぽりかきながら
答える

朔は一つため息をついて
「南と春美は?」
と先輩に聞いた

「今、南ん家と思う」

そういえば、昨日はるねえは帰ってこなかったけど

もしかして…
あたしはなんとなく分かってしまい顔を赤らめた

「今度また、俺ん家に泊まる?」
あたしの心を見透かしたかのように
朔は意地悪な笑顔をみせあたしに言ってきた

あたしはまたどんどん顔が真っ赤になっていく

「京香どないしたん?」
赤くなっていくあたしの顔をみて
先輩は噴出しそうになっていたけど
平然を装っていた
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