キミが教えてくれた
結局選べなくてあたしはスケッチブックを借りることにした

「あ、あたし今から仕事だからっ!今度からちゃんと家に帰るようにするわっ!京香ちゃんに会えるしね」
そう言ってお母さんはその場を去った


あたしは朔の部屋に行ってからも
スケッチブックとにらめっこ

少しだけど朔の視線を感じた


あたしは朔のほうをむき
「何?」
と言う顔をした
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