キミが教えてくれた
とりあえずあたしは
寝室に布団を敷き
朔を引きずって布団のところに寝させた


「大丈夫?」
あたしは朔に絞った冷たいタオルで顔をふきながら問いかけた

「うーん…」
曖昧な返事が返ってくる
「ちょっ…ちょっと待ってて」
あたしは立ち上がって台所に向かった


料理はあんまり得意じゃなかったけど
結婚の話が持ち上がったときからお母さんの手伝いをしたり

自分で作ったりしていた今では得意料理がオムライスになってて
朔の好物でもある
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