キミが教えてくれた
「朔…」
大好きなあの声…

確かに俺の隣にいるのは京香だ


「京…京香?」
俺は確かめるかのように輪郭を指でなぞる

「あたしもうすぐ…逝かなくちゃいけないんだ」
優しいあの声が俺の耳に響く

俺は思わず涙がでる
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