キミが教えてくれた
次の日
学校に行きたくなかった
朔と会うから…?

「京香っ!勇翔先輩と付き合ってるんだって〜?」
由衣はにやける

「あたしテッキリ朔良が好きなんだと思ってたよ」

…朔がこっちをみていた
凄く悲しそうな顔で
どうしよう…

心が痛い
今日は一回も喋ってない
『きょーかっ』って極上スマイルであたしの名前を呼んでくれない


何で?

いつもの日常が消えてく気がする


「京香どうしたの?」
那柚が心配そうに言う

「ううん…何でもないっ」あたしは一生懸命作った笑顔で言った

「でも…」
那柚はホント優しい

「ホラっ!彼氏さんのご登場」
由衣が元気よく言った
この笑顔があたしの元気の源になる
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