キミが教えてくれた
いつもの帰り道

でも一つだけ違う
いつもは隣に朔がいたのに今は居ない

今は先輩がいる

『京香はそれでいいの?』

あたしの胸に突き刺さる

あたしはこれで良いのかな?

あたしはついに泣き出した
涙が止まらない

「京香っ?」
心配した先輩があたしを優しく抱く

「ごめん…」

何で先輩が謝るの?

謝んなきゃいけないのはあたしだよ…


「先輩…あたし」

「分かってる…言いたいことは分かってる、でも一週間だけ…お願い」

あたしは先輩のお願いをコクリと頷いた
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