キミが教えてくれた
"好き"の一言がでない

あたしの気持ちが届くか不安で…


怖い

けど、あの時朔も同じ気持ちだったのかな?
"冗談"とか言ってたけど

神様…どうかあたしに勇気をください


沈黙を破るかのように
朔があたしの名前を呼ぶ

「京香…」
いつもより、ずっと寂しいトーンであたしの名前を呼ぶ


やめて…そんな悲しい声で呼ばないで
< 90 / 280 >

この作品をシェア

pagetop