初雪



「ごちそうさま。」


俺はすぐ食べ終わった。


「孝太!」


自分の食器は先に流しに置いて、またコーヒーを飲もうと思い注ごうとすると、美緒に呼ばれた。


「雪降ってるよ!」


ベランダの方を見ると、たくさんの雪が降っていた。


美緒は子どもみたいにはしゃいでいる。


「ねぇ、ベランダのとこの窓開けて見てもいい?」


めっちゃ目ぇキラキラしてる……


「いいけど、食い終わってからにしろよ?」


「えー、わかった。」


美緒は早く見たいのか、そう言ってハムスターみたいに口いっぱいにして急いで食べていた。


それがまためっちゃ可愛い。←





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