初雪



「……何?」


「なんでも。」


「教えてよ。」


美緒はそう言って上目遣いで俺を見る。


こうされると弱いんだよなぁ……


「……美緒を抱きしめたかっただけ。」


そう言って俺はおでこを美緒の肩の上に乗せて強く抱きしめる。


あー、めっちゃ恥ずかしい///


「……フフッ」


「何笑ってんの?」


「孝太って時々甘えたさんだよね。しかも性格からなのか、素直に言わないの。」


確かに俺のキャラじゃないからな。





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