初雪



「あたしさ、そういうの気づかない時あるからさ。」


そう言って美緒はテーブルにマグカップを置いてまた元の所に座り直した。


「いつもあたしばっかり甘えてるから、孝太もいっぱい甘えてね!」


そう言ってこっちを向いてニコッと笑った。


美緒って抜けてる所あるけど、意外としっかりしてるんだよな。


「……じゃあ、キスしたい。」


「え……ンッ」


俺は深くて甘いキスをした。





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