古城の姫君
「国に帰ったら、忙しくなりますよ。私は報告書をつくって提出しないといけない。それに王子も結婚式がありますしね」

「結婚式?! そんなこと聞いていないよ。また勝手に母さんが話を進めたんだな……」

 クロークスはため息をつきました。

(帰りたくないな……)
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