古城の姫君
「クロークスさん」
自分の目をまっすぐ見つめていた、リリィの思いのこもった眼差しが、クロークスの脳裏によみがえりました。
「あなたがいつかラティスフォリアの王様になったとき、もう二度と戦争を起こさないと約束してくれませんか。
こんな悲しいことは、二度と起きてほしくないから」
戦争のない、平和な国をつくる。
彼女の願いを叶えてみせる。
クロークスはそう心に決めました。
自分の目をまっすぐ見つめていた、リリィの思いのこもった眼差しが、クロークスの脳裏によみがえりました。
「あなたがいつかラティスフォリアの王様になったとき、もう二度と戦争を起こさないと約束してくれませんか。
こんな悲しいことは、二度と起きてほしくないから」
戦争のない、平和な国をつくる。
彼女の願いを叶えてみせる。
クロークスはそう心に決めました。