古城の姫君
 トレニア国は肥よくな土壌が少なく、食糧のほとんどを輸入に頼っている国でした。

 そこでスウォードは考えました。肥よくな土壌のある国に戦争をしかけ、その国の土地をすべてトレニアの畑として利用しようと。

 それに、戦争をすれば、国を出られるから、暗殺者から逃れることができる。

 スウォードはどの国に戦争をしかけるか、地図を広げました。

 そして、目をつけたのがラティスフォリアでした。
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