古城の姫君
そして7日目の朝、クロークスはラティスフォリア全土におふれを出しました。
『この国を戦争から守ることができる、
強大な魔力を持つ者は、
ラティスフォリアの宮殿に来るように。
国を守ることができた者には、
ほうびを与える。』
クロークスは、あのリリィならこのおふれを聞いて、きっと宮殿に現れるに違いないと考えたのです。
地面を震動させ、土の中に埋まっていた大量の骨を地上に浮かびあがらせたリリィなら、強い魔力を持っている。
ジンジャーはそう考え、クロークスに、魔法が使える人を集めたらどうか、と助言しました。
そうしてトレニア国がつきつけた7日間の最後の日に、この国のどこかにいる魔法が使える人を呼び寄せるため、国中におふれを出したのです。
『この国を戦争から守ることができる、
強大な魔力を持つ者は、
ラティスフォリアの宮殿に来るように。
国を守ることができた者には、
ほうびを与える。』
クロークスは、あのリリィならこのおふれを聞いて、きっと宮殿に現れるに違いないと考えたのです。
地面を震動させ、土の中に埋まっていた大量の骨を地上に浮かびあがらせたリリィなら、強い魔力を持っている。
ジンジャーはそう考え、クロークスに、魔法が使える人を集めたらどうか、と助言しました。
そうしてトレニア国がつきつけた7日間の最後の日に、この国のどこかにいる魔法が使える人を呼び寄せるため、国中におふれを出したのです。