目立たない私が(仮)


 

 「すー・・・・はー・・・・」



 大きく深呼吸をする。



 ・・・・・・ここを通り抜けたら、始まるんだ。




 一歩、足を踏み入れた時だった。





 「ギャハハハハハハハお前バカじゃねーの(笑)」

 「いや、お前も思うだろ!?」

 「いやいや(笑)

  そんな王道好きなわけ?そのルックスで?

  ギャハハハハハハハ」

 「なにがそんなにおかしいんだよ(笑)」



 うわ、

 いかにも柄が悪そうな奴らが溜まっていた




 入学式、出ないのか。



 私は、まぁ話しかけられないだろう。


 とは思いながらも少し警戒しながらその人たちの前を通り過ぎようとした。







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