夜猫'A cat chooses xx.'
『涼雨達はー?』
「リビング」
『風生、ご飯食べないの?』
「食った」
くそう、置いて行きやがった。
風生は煙草を吸いながらボーッと虚空を見つめて居る。
何か………
デジャヴ。
前もあった。
絶対あった。
私は呆れた顔で見てたけど、お腹が空いたからリビングに行った。
『遊優ー!メシー!』
「夢羽、言葉遣い荒いよ」
遊優は苦笑しながら私を見ながらキッチンに行った。
おとなしく座る。
すると、階段から降りてくる音がする。
「夢羽」
「あ、空祐おはよー」
空祐が後ろから抱きしめてきて、さっきの音は空祐だったと確信する。