明日ここにいる君へ
「………私も…アンタをもっと知りたい。」
「……え……?」
私は君の前にしゃがみ込むと…、
膝をついて、揺るがないこの気持ちを……
伝えていく。
「……きっと、楽しいよ。知らないアンタを見る度に……私はいつも嬉しくなる。だから……、近くにいたい。もっともっと……仲良くなりたい。」
本当はね。
『好きだから』って…
そう言いたかった。
けれどそれが…
君の負担になってしまったら嫌だから。
拒絶されるのが…怖いから。
自ら作った……
逃げ道でもあった。
それでも君は……
あまりにも幼い笑顔で、私に笑いかけてくるから……
私はまた……、
想いを閉じ込めてしまう。
友達でいい、
君がここにずっと……
いてくれるのなら。