明日ここにいる君へ
なんか…、熱い……?
「…で?なんでポカリ?」
「………。具合悪そうだから。そっちがそんなんだとこっちも調子出ない。」
「……ん。そっか。」
口角が…キュッと上がった。
あの、二人で授業をサボった日以来。
なんとなく一緒にいる時間が…増えている気がする。
会話の中で垣間見える登坂悠仁の実態は…
時折、ふと…さみしい人なんじゃないかって思わさせる。
今日の発見。
お弁当は…自分の手作り。
そういう状況になったら…嫌でも作れる?
つまりは。
君は…
好きで作っている訳ではないの……?