明日ここにいる君へ

ええと……、



それはつまり。




アンタがイラついている原因って…。



もしかして、そのこと………だけ？





だとしたら、アンタも大概…変わってるよ。





そんな小さなことを…


今だ引きずるなんて。














「……の……、登坂っ」




「………ナニ。」





「……馬鹿じゃないの？」




「……は？」




「器ちっちゃい。そのくらいで……！」




「…………。」








常盤くんが…

ポカンとして、私達を見ていた。







「……。アンタが悪いんだよ。」




「………え」




「……誰にも懐かない所が…良かったのに。」




「……は？」




「…アンタの良さは…俺がわかってりゃあいい。」




「………？？はあ？？」




「……。何でもない。…じゃ…、お先に。」




「え。ねえ、ちょっ………じゃない、登坂？」






長い足でスタスタと去って行く彼の後を…


常盤くんが、私に気を遣うかのようにして…チラチラとこっちを見ながらついて行った。













つまり……






どういうこと？