虹色センテンス
そういえば…元々雄太は来たくなかったらしい。
だって学校で…
「明日は何年かに一度の獅子座流星群が見られる日らしいです」
明日は流星群に夏祭りか…
先生が教卓の前で1枚の紙を持って話している。
「ねえ、雄太」
「何?」
話しかけると、雄太は前髪を額にあげて私の方に向く。
「流星群だって」
「それがどうしたって言うんだよー」
「いや、何となく見たいなーって」
「見るとしたら1人で見ればいいじゃん」
そう言うと、雄太は机に突っ伏してしまった。
「え、雄太?一緒に見よう?」
ゆさゆさと体を揺さ振ってみるものの、返事はなく。
「……雄太の馬鹿っ」
休み時間になり、桜と真奈美ちゃんと話していた。
嬉しそうな桜に対し、私はめちゃくちゃ不機嫌だった。
「儚空、どうかしたの?」
「雄太が流星群一緒に見に行ってくれないって」
真奈美ちゃんの質問に多少ぶっきらぼうに答えた。
「真奈美ちゃんか桜一緒に見に行かない?」
「ごめん、今日は無理なの」
「私も…」
「そっか…」
その言葉にがっくりと肩を落とす。
「そうだ、雄太がダメなら井上を誘えばいいんだ!」
ガタッと席から立ち上がり、そのまま雄太と井上のいる所へ行く。
井上は相変わらず雄太と仲が良かった。
だって学校で…
「明日は何年かに一度の獅子座流星群が見られる日らしいです」
明日は流星群に夏祭りか…
先生が教卓の前で1枚の紙を持って話している。
「ねえ、雄太」
「何?」
話しかけると、雄太は前髪を額にあげて私の方に向く。
「流星群だって」
「それがどうしたって言うんだよー」
「いや、何となく見たいなーって」
「見るとしたら1人で見ればいいじゃん」
そう言うと、雄太は机に突っ伏してしまった。
「え、雄太?一緒に見よう?」
ゆさゆさと体を揺さ振ってみるものの、返事はなく。
「……雄太の馬鹿っ」
休み時間になり、桜と真奈美ちゃんと話していた。
嬉しそうな桜に対し、私はめちゃくちゃ不機嫌だった。
「儚空、どうかしたの?」
「雄太が流星群一緒に見に行ってくれないって」
真奈美ちゃんの質問に多少ぶっきらぼうに答えた。
「真奈美ちゃんか桜一緒に見に行かない?」
「ごめん、今日は無理なの」
「私も…」
「そっか…」
その言葉にがっくりと肩を落とす。
「そうだ、雄太がダメなら井上を誘えばいいんだ!」
ガタッと席から立ち上がり、そのまま雄太と井上のいる所へ行く。
井上は相変わらず雄太と仲が良かった。