虹色センテンス
「あ、あの子だよ。」

すれ違ったときにどこかから聞こえる声。
何、と桜と振り返る。
同学年の知らない女の子がアタシにまっすぐ指を指している。

「静かにー」

桜がシーっと口に人差し指を当てる。
会話を聞く、ということだった。

「あの子、楠本のこと好きな子でしょ」

「えー可愛くない?」

ん?これは本当にアタシかな?
あえてで桜?いや、でも桜好きな人いないし!!

「そーかな?中の上じゃなーい?」

ぷち。と何かが切れる。
まあアタシはルックスなんてないですよーだ!!

「でも亜美よりは…」

そんな会話が聞こえた。
ていうか亜美って誰?!Who is she???!?←無駄なテンション

「うんー」

「じゃあ亜美に言っとくー?」

だ・か・ら!

「誰ーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」←実際に叫びました
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