虹色センテンス
媚茶色の終わり方
それから約1ヶ月が経った。
あのランチルームの日の出来事から一度も井上に会っていない。
と、いうか…
アタシ自身、振られたことを了承した。
なんていうか世界はそう甘くないのだ。仕方がない。
井上もアタシの事あんまり好きじゃなかったんだ、と分かった。
水曜日の昼食終了後の保健体育。
う…やば…お腹痛い…食べ過ぎたァァァァァァァ!!
「運動場で何するんだろうね??」
「んー確か体育大会の練習じゃない??」
馬路でか!お腹がぁ…
舌打ちをしながら自分の靴を手に取り履こうとした。
ガサッ
ん?つま先の方で紙の感触がした。
手を奥に突っ込むと直径10センチぐらいの紙が8つ折にしてあった。
中身を見た。
その日は10月31日。
昨日は30日で儚空の誕生日★
「Dear 結凛」
まずその文字が見えた。
書体、それが決め手だった。あぁ…アイツだ、例の。
あのランチルームの日の出来事から一度も井上に会っていない。
と、いうか…
アタシ自身、振られたことを了承した。
なんていうか世界はそう甘くないのだ。仕方がない。
井上もアタシの事あんまり好きじゃなかったんだ、と分かった。
水曜日の昼食終了後の保健体育。
う…やば…お腹痛い…食べ過ぎたァァァァァァァ!!
「運動場で何するんだろうね??」
「んー確か体育大会の練習じゃない??」
馬路でか!お腹がぁ…
舌打ちをしながら自分の靴を手に取り履こうとした。
ガサッ
ん?つま先の方で紙の感触がした。
手を奥に突っ込むと直径10センチぐらいの紙が8つ折にしてあった。
中身を見た。
その日は10月31日。
昨日は30日で儚空の誕生日★
「Dear 結凛」
まずその文字が見えた。
書体、それが決め手だった。あぁ…アイツだ、例の。