TABOO~秘密の恋~飲み会
「係長、珍しい。
 いつも来ないのに。」



同僚は、私を引き連れて係長のそばに。


「別にいいだろ。」


係長は、私をちらちら見ながら、同僚に答えた。


「なら、係長に任せよう。」


そう言って、同僚は、私を置き去りにしてた。


「すみません。」


予め打ち合わせしていなくなったのに、申し訳なさそうに私は、言った。


「俺でよければここにいればいい。」


「優しいんですね。
 係長みたいな彼氏が欲しかったな。」


私は、飲んだ勢いであっさりと言った。


「君は、俺を本気にさせたいのか?」


「本気?」


私は、わけがわからなかった。


一夜限りとかでも私を求めて欲しかっただけ。

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