【続】赤い糸のその先は…。
グルグルと思考をめぐらせていたら、
北村女子とまたまた目が合った。
ん?
...あっ、私が見てるの知っててワザと課長の腕に絡みついちゃってぇぇっ。
「ねぇん、幸太郎ぉん。今回のプロジェクトの事で色々と確認したい事があるから、今晩食事にでも行かない?」
私にも聞こえるように、
無駄に音声を大きくして課長を誘い始めた。
くっそぉぉぉおお。
見てられないよぉぉぉおお。
うわぁ~んっ。
心の中で泣き出した。