【続】赤い糸のその先は…。
「ゆずってば、まだヤッてないのぉーーー?」
驚きと呆れた表情のユキちゃんが社員食堂にいるってことを、忘れたように大きな声を上げた。
うきゃぁああ。 しーーーーっ!
こっ...声がっ...大き過ぎだよぉぉぉっ。
声の音量を考えてよぉ。
慌ててユキちゃんのイケナイお口を塞いだ。
「うっ...うぅぅぅ。くっ...ぐるじぃっ。」
息が出来なくなって苦しがっているけど、謝らないからね。
だって、ユキちゃんのお口がいけないんだよ?
絶対大声を出さないって誓わせてからゆっくりと解放してあげて、
他の二人にも同じ目に合いたくなかったら...分かっているよね?
...って、ちょっぴり脅しをかけておいた。
三人はうんうんと頷きながら青くなっていたけど、
それでも、その先の話が聞きたいらしく
『それは、どうゆう事?』ってアイコンタクトで聞いてくる。