【続】赤い糸のその先は…。

「さっきから、私がどういう反応するのか様子見しながら挑発しているようですが、言いたい事はそれだけですか?」


いたってクールに言ってやった。


「なっ...何よっ...生意気ねっ...小娘のクセにっ..」


ふんっ、あなたみたいなネチネチ女なんて怖くはないですよぉーだっ!


北村女子は、顔を真っ赤にさせながら、


何を言ったら私がダメージを受けるのか


次の言葉を探しているようだった。


そして、閃いたらしい。


口角を少し上げてニヤリとした口元から出た台詞は、


私が既に知っている情報だった。


「私は幸太郎と付き合っていたのよ。もちろん大人の付き合いよ。ふふふっ」


お子様のあなたには、この意味わかるかしら?


...って上から目線で私を小馬鹿にする作戦に出てきた。


元カノでしょ?セフレだったんでしょ? 知ってるよ、その情報。


「今回再会してみて気付いちゃったんですって。まだ私の事を愛しちゃってるって。私の体が忘れられないんですって。」


ふ~ん。誇らしげに語ってるけど嘘だってバレバレだよ?
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