好きだよ。
「みかー!」

私が呼ぼうとしたら向こうの方から美花の友達が呼んでいた。

その呼びかけで美花も行ってしまった。

はぁー。

ここ最近ため息しかついていない。

今日の帰りしなに聞いてみよ。

「美山!」

後ろから担任に呼ばれて振り向いた。

「お前、もう学校来て大丈夫なのか?」

わざわざ心配をしてくれる先生だ。

「はい、大丈夫です。心配をかけてすみません。」

「大丈夫ならいいんだ。なんかあったら言えよ。」

「はい。では。」

と、言ってそこを離れた。
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